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お知らせ

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お知らせ

パーキンソン病関連、遺伝カウンセリングについて

2021年11月19日

パーキンソン病とパーキンソン症候群

パーキンソン病はパーキンソニズムや運動症状といわれる動きにくさやふるえなどがみられます。また、パーキンソン病に似た症状を起こすパーキンソン症候群という病気もあります。パーキンソン症候群は、多系統萎縮症や進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症などの病気を指すことが多く、その他の疾患として遺伝性のペリー症候群(ペリー病)という病気も含まれます。パーキンソン症候群はパーキンソン病と比較して稀で、パーキンソン病よりも進行が早いといわれています。病気の診断には脳神経内科医の診察や検査が必要です。

ペリー症候群(ペリー病)

ペリー症候群(ペリー病)は、パーキンソニズム、無気力やうつ症状、体重減少、呼吸障害をきたす遺伝性の疾患で、発症年齢が40歳代と若く、呼吸障害に対して治療を行わない場合、約5年の経過で死に至る疾患です。福岡大学病院脳神経内科では、ペリー症候群(ペリー病)の臨床や研究で世界をリードしております。ペリー症候群(ペリー病)が疑われる症状があれば、主治医の先生にご相談して下さい。

遺伝カウンセリング

遺伝カウンセリングとは、遺伝に関わる悩みや不安、疑問などを持たれている方々に、まず科学的根拠に基づく正確な医学的情報を分かりやすくお伝えし、理解していただけるよう心理面や社会面も含めた支援を行うことです。福岡大学病院脳神経内科では、遺伝性のパーキンソン病やペリー症候群(ペリー病)を含めた神経疾患の遺伝カウンセリングを行います。その際は、脳神経内科専門医と臨床遺伝専門医の資格をもった医師が遺伝カウンセリングを行います。基本的に自由診療となりますが、詳細については福岡大学病院遺伝医療室までお問合せ下さい。