Movement Disorders Society international Congress 2019(ニース)レポート
2019年9月22日から26日まで南仏ニース国際会議場でMovement Disorders Society international Congress 2019が開催されました。南仏のリゾート感が満載の危険な環境の中、ポスター発表と各種会議に参加してきました。パーキンソン病及び関連疾患の国際学会としては最大規模で毎年4000名前後の参加があり、特に近年アジアオセアニア(AOS-MDS)の会員が増加し、欧州をしのぐ勢いです。この学会の基本的構成として1日目はTherapeutic Plenary sessionでこの1年間治療の進歩が紹介されます。Evidenceの高い治療研究、臨床研究がここでまとめて紹介されるので大変参考になります。2日目は Presidential lecture として功労者であるStanley FahnとDavid Marsden の名前を冠した講演があります。2日目からはParallel session も始まりチケット制でWeb登録をするときに申し込みますが、人気のセッションはすぐなくなります。Genetic SessionとTelemedicine sessionに参加しました。実質月曜から火曜までの参加で物足りませんでしたが初日Therapeutic Plenaryと4日目のVideo Challengeはやはりこの学会に参加した限りは見たい企画です。日本人のspeakerが今回は少なく、大きな課題と思われましたが、来年福岡大学が主催するMDSJに向けて大きなイメージを膨らませました。